ZAITEN2023年08月号

悠々自適な隠遁生活の裏に莫大な不正資金

日医工〝マイバッハ〟前社長・田村友一 公金を食い物にする悪辣錬金スキーム

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 公金チューチュー、やりたい放題とはまさにこのことか―。  

 後発薬大手で事業再生ADR(私的整理の一種)に追い込まれた後発薬大手、日医工社長を今年3月に退任した〝富山のマイバッハ〟こと田村友一。本誌3月号で報じた通り、悠々自適なリタイア生活を送っているようだが、それを支える原資をどう生み出しているかが詳らかにされた。
 そこから浮かび上がってきたのは、自身や親族らが経営する会社や、その子会社を取り引きにかますことで日医工を食い物にしてきた構図である。国民から広く集めた社会保障費など、いわば公金によって成り立つ国民皆保険制度の下、製薬企業が事業を営んでいることを考えれば、この〝錬金術〟を見逃してはいけない。

「富山では公然の秘密。田村はいなくなりましたが、構図に変わりはありません」

 

......続きはZAITEN8月号で。

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