ZAITEN2024年12月号

専務から日常的にパワハラ

百十四銀行「行員パワハラ自殺」事実隠蔽の惨状

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 四国地方・香川県最大の地銀である百十四銀行で、またしても重大な不祥事の疑いが発生している。事件には同行最高幹部の深い関与も指摘され、表沙汰になるのを防ごうと組織ぐるみの〝隠蔽〟が謀られた疑惑も浮上した。  

 2018年12月号にて《百十四銀行・渡辺会長「女性行員セクハラ事件」》を掲載して以来、百十四銀の〝度重なる不祥事〟を報じ続けてきた本誌だが、同行のガバナンス不全が新たに露呈した格好だ。 「行員が突然、失踪したらしい」「飛び込み自殺か」「パワハラで相当悩んでいたようだ」「またあの役員か」―。  

 一部行員の間でこんな噂が飛び交ったのは、今からちょうど1年程前のことだ。何も情報が明らかにされない中で、行員の疑心暗鬼は深まるばかりだったという。しかも、現在までに同行は当該事件に関するニュースリリースなどの情報開示は一切しておらず、行内アナウンスも行っていないことから、事件の詳細を知る行員はほとんどいないというのだ。  

 いったい、何が起きたのか。関係者は声を潜めてこう明かす。 「現職の行員が自殺しました。職務に関して、上司による度重なるパワハラを受けていたようです。上層部が遺族にどのような説明をしたのかわかりませんが、まるで何事もなかったかのように処理されました」

......続きはZAITEN12月号で。

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