ZAITEN2026年4月号

一見すると何の広告かわからない新聞広告

セールスフォース「他社の社長が登場する〝不可解な新聞広告〟」

カテゴリ:クレーム・広報

 本誌連載「企業倫理を問う」では、読者からの情報で不可解な企業の広告を取り上げることがたびたびある。今月も、一見すると何の広告かわからない新聞広告に対する疑問が読者から届いた。
〈1月28日付の日本経済新聞で、青色のグラデーションを背景に、日鉄ソリューションズの玉置和彦社長の写真が大きく掲載された広告が目に入りました。  社長自らが登場する企業広告はまま拝見しますが、キャッチコピーなどを読むと、どうやら日鉄ソリューションズではなく、セールスフォースの広告のようでした。  

 しかし、キャッチコピーの内容は抽象的で、玉置社長の写真の大きさのインパクトもあるせいで、セールスフォースの宣伝なのか、日鉄ソリューションズの宣伝なのか判然としません。これはどういう意図の広告なのでしょうか〉(読者からのメール)

 日鉄ソリューションズは日鉄グループのシステムインテグレータである。また、セールスフォースはアメリカに本拠地を置く、顧客関係管理(CRM)のプラットフォーム事業者だ。「Agentforce」と呼ばれるエージェント型AIを組み込んだ統合アプリケーション群により、顧客情報管理からマーケティング、商談、カスタマーサービスまでを支援するCRMアプリで、世界シェアNo.1を誇る。  

 読者が指摘する広告は、セールスフォースのAgentforceの全面広告だった。キャッチフレーズは「AIエージェントで日鉄ソリューションズに労働力革命を」。日鉄ソリューションズの決意表明とセールスフォースの役割という形で、「私たちは、〝価値創造型〟IT企業に生まれ変わる。Agentforceは、そのための強力な武器。自社で徹底的に使いこなし、そのノウハウをもとに、『人とAIエージェントが共に働く世界』をお客様に提供する。」という文言が並ぶ。

......続きはZAITEN4月号で。

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