ZAITEN2026年6月号

クレーマーズ・レポート第102回

焼肉ライク 騒がしい「ライバー」の〝実況配信〟を放置する無責任

カテゴリ:クレーム・広報

「1人では入りにくい」というイメージが根強かった焼肉店に、カウンターに1人1台のロースターを設置することで「1人焼肉」という食事スタイルを定着させ、新型コロナの感染拡大期に一躍規模を拡大した「焼肉ライク」。コロナ収束後の今年4月現在も、国内に72店舗、海外に131店舗を展開する。  

 だが今回、本誌の読者であるA氏から寄せられた「焼肉ライク」に関するクレーム情報は、100回を超える本連載でも類例のないものだった。

「肉を焼く音」が配信向き?

〈東京都内の会社で働くサラリーマンです。先日初めて、「焼肉ライク」の某店を利用しました。ところが、店員に案内された席に座ると、空席をひとつ挟んだ隣の席の客が、スマホに向かって延々と1人語りをしていたので唖然としました。  

 何をしているのか気になって聞き耳を立ててみると、隣の客はいわゆる「ライバー」。つまりライブ配信アプリを使って、ゲームやダンスなどを不特定多数に向けて配信する人でした。この日は焼肉ライクで、自分の「1人焼肉」風景を実況配信していたというわけです。  

 単なる趣味なのか、職業としてやっているのかは分かりませんでしたが、「投げ銭」も受け取っているようで、「おー、●●さんおかえりなさい!」「(投げ銭)ありがとう!」といったやり取りも聞こえてきました。本人は楽しそうではありましたが、聞かされるこちらとしては不快でしかありません。彼が何をしているのか、店側は把握していないはずはないのですが、少なくとも私が店にいた間に注意した店員は皆無でした。  

 いっそのこと自分で注意しようかとも思いましたが、こうした人に下手に話しかけるとスマホで撮影されてしまうのではないかという不安もあり、苦々しい思いを押し殺して、最初に注文した焼肉をビールで流し込んで早々に立ち去りました。

......続きはZAITEN6月号で。

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