ZAITEN2026年6月号

【対談】佐高信の賛否両論

佐高 信 vs. 椎名 誠「『無用』と決めつける多様性のない世間」

カテゴリ:インタビュー

しいな・まこと―1944年東京都生まれ。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、『アド・バード』をはじめとするSF、『わしらは怪しい探険隊』シリーズといった紀行エッセイ、『犬の系譜』などの自伝的小説、写真エッセイと、作家・エッセイストとして幅広い活動を展開している

「無用」と決めつける多様性のない世間

世間とは何だったのか

佐高:椎名さんが書かれた『失踪願望。』(集英社)というエッセイを楽しみに読んでいるんですが、シリーズで続いていますよね。

椎名:ええ。『失踪願望。』『続・失踪願望。』『続々・失踪願望。』って......。まだもう一冊は作ろうとしています。

佐高:じゃあ、次のタイトルは『続々々・失踪願望。』かな?

椎名:『もうやめろ・失踪願望。』かもしれない(笑)。

佐高:『いいかげんに帰っておいで』とか(笑)。でも、とてもいいタイトルですよ。

椎名:あれは集英社の、辣腕の女性編集者がつけてくれたんです。『失踪願望。』の前は『遺言未満、』というタイトルで。

佐高:「未満、」とは実にうまい。 椎名:北上次郎も「この編集者はうまい」って褒めてましたよ。

佐高:まあ、我々ももう「未満」というトシじゃなくなってきましたけどね(笑)。

椎名:たしかに、ちょっと未練がましいかもしれない(笑)。

佐高:私もそうだけど、『失踪願望。』というタイトルに共鳴した人も多かったでしょう?

......続きはZAITEN6月号で。

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