ZAITEN2026年8月号

高市首相の〝売り込み〟も

日英伊戦闘機計画「GCAP」でも三菱重工・三菱電機はやはり〝下請け扱い〟

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 2022年に始まった日本とイギリス、イタリアの3カ国による「次期戦闘機開発計画」(グローバル戦闘航空プログラム=GCAP)。日本は当初、アメリカとの共同開発を検討したが、現行機「F2」の開発で米側の厳格な機密主義に煮え湯を飲まされた屈辱から「下請け扱いは御免」と日米開発を拒否。新たなパートナーに欧州勢を選んだ。だが、機体設計やミッションアビオニクス(航空電子機器システム)構築で三菱重工業や三菱電機などの日本勢はやはり主導権を握れていない。

「英国とは安全保障はじめ非常に多くの分野で協力を深めており、本当に大切で重要な同志国だ」  

 6月14日、高市早苗首相はロンドンで英首相のキア・スターマーと会談。イタリアを含めたGCAPの共同開発体制を改めて称賛した。プロジェクトの立ち上がりから既に4年が経過する共同開発体制を日本側が殊更に持ち上げたのは、GCAPの作業スケジュールが思うように捗らず、計画が遅延している内情が背景にある。

高市首相の〝売り込み〟も

 1年前の25年6月20日、民間側でGCAPの開発を担う3カ国合弁企業「エッジウィング」(英バークシャー州レディング)が発足した。

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