ZAITEN2026年8月号

令和のオイルショックで消費者を追い詰める「高市政権の愚策」と「石油大手の深謀遠慮」

【特集】信越化学「青色吐息他社」とは裏腹に〝値上げ巧者ぶり〟

カテゴリ:企業・経済

〝不足観測〟の国内初報道と同時の値上げ発表

 米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発した中東危機。6月18日には、戦闘終結に向けた覚書が交わされ、事態の正常化への第一歩がようやく踏み出せた。2月末の大規模攻撃以来、振り回されてきた世界は安堵のため息をつくが、先行きは予断を許さない。

 情勢悪化に伴うホルムズ海峡封鎖による影響を日本も免れず、化学品やプラスチックの原料になる「ナフサ」の輸入が急減する事態に陥った。 「豆腐の出荷ができないかも知れない」。
春先、食品業界紙の各紙にはこんな言葉が踊った。

 発言の主は国内豆腐関連事業者の集まりである「全国豆腐連合会(全豆連)」幹部。4月27日に財務相の片山さつきへ要望書を出した際の一コマだ。実は片山は「日本の豆腐文化を守る議員連盟(豆腐議連)」の議連幹事長。全豆連幹部らは、片山に豆腐の生産・出荷に欠かせない重油と、包装資材の安定供給確保や支援策の実施を求めて訪れた。

 ホルムズ海峡の封鎖によって中東産ナフサの輸入が急減した影響で、豆腐メーカー各社は包装資材の値上げを相次いで受ける事態に陥った。豆腐製造において、大豆の次にコストがかかるのがパッケージ関連。

......続きはZAITEN8月号で。

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