ZAITEN2026年7月号

「進撃のアクティビスト」vs「怯える上場企業」

【特集】センコー「三菱商事から買った〝お荷物〟」の代償

カテゴリ:企業・経済

ダルトンが無意味なM&Aを滅多斬り

 東証プライム上場のセンコーグループホールディングス(GHD)が、アクティビスト(物言う株主)として名高い米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツの新たな標的となっている。4月、「センコーGHDのさらなる企業価値向上に向けて」という資料を公表し、取締役会のガバナンス強化など4項目の改善提案を突きつけた。ダルトンが指名する社外取締役候補の選任を議題とする株主提案も行い、激しく揺さぶる。対するセンコーGHDもダルトンの株主提案に反対を表明するなど、1歩も引かない構えだ。

 一般的な知名度こそ低いものの、センコーGHDは物流業界では知られた企業だ。2026年3月期は営業収益が前期比5・3%増の8996億2000万円、営業利益が同5・9%の369億9600万円、経常利益が同4・4%増の352億4200万円、純利益が同3・8%増の193億2000万円。幅広い領域でM&A(合併・買収)を行ったことが功を奏し、増収増益を確保。27年3月期も増収増益で推移すると予想しており、営業収益に至っては1兆円の大台に乗る見通しだ。  

 稼ぎ頭は中核子会社センコーなどで手掛ける物流事業だが、近年は、本業とは関係なさそうな領域でもM&Aを重ね、25年3月期で見ると、売り上げの4割弱が非物流で占めるまでになった。

 しかし、問題なのは物流を除く、各事業部門の収益性の低さだ。ダルトンの分析によると、同じく25年3月期の営業利益の8割超が物流という構図。売り上げに対し、物流以外の4事業部門は稼げていないということだ。

......続きはZAITEN7月号で。

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