ZAITEN2026年8月号

【佐高信の賛否両論】「さらば「賛否両論」最終回

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自民党政治にはびこる世襲・裏金・旧統一教会

 この連載は2022年の6月号、日本総研会長の寺島実郎から始まり、4年以上にわたって計48人の方々との対談をお送りしてきたが、今回でいったん終了することとなった。まず、対談に登場いただいた諸氏(敬称略)、そして読者のみなさんには心からお礼を申し上げたい。

 連載開始当時の総理大臣は岸田文雄だった。その後24年の10月に石破茂その翌年からは高市早苗と3人の総理を見守ったことになる。

 私はこの間、SUT―すなわち、世襲・裏金・旧統一教会(世界平和統一家庭連合)―が自民党政治にはびこっていることを強く問題視し、さまざまな場で発言してきた。ところが今もなおSUT問題は根深く、政治の世界にはびこり続けている。

 連載を開始するやいなや、旧統一教会問題に関して大きな動きが起こった。22年7月8日、参議院選挙の応援演説中に、安倍晋三元首相が銃撃され、死亡したのである。  

 旧統一教会によって家庭が壊され、教団に近しいと思われた安倍元首相を狙った、というのが山上徹也被告の犯行動機だった。

 事件発生直後、落合恵子(第4回/22年9月号)と対談した際、私は〈「反共」を旗印にした旧統一教会との関わりを追及しなかったら、問題の根源には迫れないでしょう〉と言った。悲しいかな、政治もマスコミも現在に至るまで、その根源には触れていない。

 1998年に、議員としていち早く、参議院の法務委員会で教団と自民党との根深い癒着を告発した中村敦夫(第46回/26年4月号)は、その告発を自民党の議員から無視されたこと、そして、それにならう大手メディアのだらしなさを指摘していた。

 そんななかでも問題を追及してきた方々と語り合ったことも、この連載の大きな実りだった。  

 安倍が亡くなった直後の参議院選挙で自民党が圧勝した後、旧統一教会問題が「安倍さんの案件」だったとして片づけるような雰囲気になった。そうした風潮を、地道に問題を追い続けてきた鈴木エイト(第11回/23年4月号)は疑問視した。

......続きはZAITEN8月号で。

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