ZAITEN2026年9月号

アイリスオーヤマ、シャークから「見返り」か

東京電力社員と家電メーカーの〝不適切な関係〟

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 福島第一原発事故をきっかけに巨額の債務を抱え、国からの15兆円の公的資金で延命する東京電力。原発事故から15年余りが経過した今も、社会的信用の回復が至上命題であるはずの同社の電力小売部門「東京電力エナジーパートナー(以下、東電EP)」は、『くらしのラボ』なる動画メディアを2017年から運営している。

 このメディアの「主役」を務めるのは、東電EPの現役幹部社員Nだ。1990年に東電に入社したNは2002年、当時テレビ東京が放送していた番組『TVチャンピオン』の「スーパー家電通選手権」に出場し優勝。それ以来、「家電王」を自称し、17年にユーチューブチャンネル『くらしのラボ』を開設すると自らも出演し、様々な家電製品を動画で紹介するようになった。

 現在までに1本あたり平均3~4分の長さの動画が合計550本以上制作されているが、N以外の出演者はプロの俳優と見られ、出演料や編集費・スタジオの費用など、それなりの制作費が投じられている。  

 だが、この東電が運営する動画メディア、観れば観るほどに違和感がつきまとう。

 東電が自ら発信する以上、「省エネ」「節電」を前面に掲げているのかと思いきや、各メーカーが発売した家電製品を実演してみせ、そのスペックを称賛するだけの内容が大半なのだ。  

 中には、稀に「省エネ」という単語がNらの口から発せられることがないわけではないが、その数少ない例のひとつで紹介されていたのは、アイリスオーヤマの「セカンド冷蔵庫」。「メインの冷蔵庫とは別にサブ冷蔵庫をもつ」という発想からして、そもそも「省エネ」とは相容れないのでは、との疑問が湧く。

......続きはZAITEN9月号で。

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