ZAITEN2026年9月号

なぜ、ここまでトラブルばかりなのか

検証!凋落 フジテレビ「中居問題」のその後

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「作品作りから人工知能(AI)、(次世代ネット技術の)ウェブ3まで、我々と重なる部分がSBIにあると感じた。さらなる成長を目指すには異質なものを入れていかざるを得ない」。フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(HD、FMH)社長の清水賢治は6月26日に発表したSBIHDとの資本業務提携についてこう期待感を示した。FMHが持つドラマ・アニメなどのコンテンツやキャラクターなどのIP(知的財産)と、SBIが持つ金融・ITのノウハウを掛け合わせ「新たな経済圏の形成」を目指すとうたう。清水はSBIHD会長兼社長の北尾吉孝と過去1年間に複数回会談し、メディアの進化などについて意気投合、FMH側から提携を打診したという。

 だが、AIやITと言われれば簡単に飛びつくトップの能天気ぶりとは裏腹に、FMH社内では「百戦錬磨の北尾SBIに食い物にされるのではないか」との不安感が広がる。  対照的に北尾は念願のFMHのメディア事業への参画が叶い、ご満悦の様子だ。7月中旬に東京都内で開かれた暗号資産・ブロックチェーンのカンファレンスでの講演では、25年5月に本格参入したメディア事業を、AIやブロックチェーン(分散型台帳)と並ぶ「3大新規事業」と位置付け、FMHとの資本業務提携を成果として誇った。

踵を返して北尾に接近

 FMHとの因縁が深い北尾からすれば、感慨もひとしおだったのだろう。2005年にホリエモンこと堀江貴文が率いた旧ライブドアが、当時フジテレビの大株主だったニッポン放送に買収を仕掛けた際、フジ・ニッポン放送側を助けるホワイトナイトとして登場。

......続きはZAITEN9月号で。

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