2020/11/25

月刊ゴルフ場批評38

「千葉よみうりカントリークラブ」批評

カテゴリ:月刊ゴルフ場批評

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「読売」といえば新聞にジャイアンツ、遊園地だけではない。ゴルファーなら誰でも知っているように、関東、関西、静岡にゴルフ場も所有している。メンバーシップの超人気コースは「東京よみうりカントリークラブ」だが、老舗の大衆パブリックで有名なのが「千葉よみうりカントリークラブ」である。天下の読売様の運営するパブリックとはどんなものなのか?

 ネット予約をしようとしたら、GDOでもGORAでも「該当するコースはありません」の表示。イマドキ自社サイトと電話のみの予約受付とはかなり強気だ。

 ロケーションは市原のゴルフ銀座のど真ん中。インターからも近く、あちこちからバスも出ているからアクセスはノーストレスだ。

 受付では検温や消毒がマストで、その後に記帳。ここまではよかったが、「こちらにもサインをお願いします」ときた。フロント嬢の差し出した伝票には、「2サム割増1100円」の文字。割増料金をわざわざ伝票記入させるコースなど聞いたことがない。河野大臣が知ったら即刻廃止だぞ。

 スタート30分前になったのでカートのところに行くが、前には10台近くもカートが並んでいる。早くもスタート遅れ確定だ。平日でありながらこの渋滞は、心の準備ができていないからツラい。

 今日はインスタートだが、予想通り30分のディレイ。だらだらと1ホール目を終えたと思ったら、次のティにもカート4台が鈴なり状態......。ところが、前の組もその前も誰一人クレームを言うでもなく、呆然と待ち続けている。

 前のカートが動き、自分の番がくると普通にプレーを続け、またカートを前進させていく。何だか自分たちはベルトコンベアに乗せられている物体のような感覚だ。この状態は午前中いっぱい続き、やっと名物ホールといわれる最終18番パー3へ到達。

 かの東京よみうりCC名物18番を完コピしたという、千葉よみうりCCイチオシホールだ。確かにティやバンカーの配置、グリーンの傾斜もほぼ再現してあるから、「テレビで見たあの名物ホール」とアピールしたくなるのは分かるが、周りの景色はまったく別物。もちろん、ギャラリーがいるわけではなく、日本シリーズの舞台を体験しているといった精神の高揚は望むべくもない。

 同CCはベントの2グリーンだが、ガイドを見るとA、Bのほかに「B+」という表記がある。特に3番目のグリーンがあるわけではなく、名物18番のAグリーンを体験したいというゴルファーのため(?)に、他の17ホールはBグリーン使用の日でも18番だけAグリーンを使える日が「B+」というらしい。大衆迎合の俄かサービスのような気がしてゲンナリだ。

 昼の食堂では全員に招待券・優待券、グッズが当たるスクラッチカードが配られ、ご丁寧に各テーブルに用意されたコインで削るよう案内される。こんなものでハーフ3時間もかかってしまうストレスは解消されるはずもない。

 東京よみうりCCでもハーフ3時間が当たり前といわれているが、〝渋滞〟まで完コピする必要はないはずだ。

●所在地 千葉県市原市岩字三重山1 ●TEL. 0436-92-2611 ●開場 1978(昭和53)年9月15日 ●設計者 阿部恒雄 ●ヤーデージ 18ホール、6491ヤード(ブラックティ、Aグリーン使用時)、パー72

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