2022年3月号

【マエシンのゴルフ場「あれこれ」」】 第53回

2022年注目の会員権は...... キーワードは「予約がしっかり取れる」こと

カテゴリ:スポーツ・ゴルフ

1カ月ぶりのご無沙汰、マエシンです。2022年最初の原稿では関東近郊の会員権の昨年の動きを振り返ってみます。
 コロナ禍でゴルフ業界は大変好調で、会員権市況も盛況でした。令和3年4月より、「相場表価格は消費税込みの総額表示」の影響もあるでしょうが、「関東ゴルフ会員権取引業協同組合」の調べでは、昨年の会員権の単純平均相場は162万円。前年の135・3万円から26・7万円アップ、9・1%の大幅上昇。

 上昇額ベスト10コースを挙げますと、第1位が戸塚CC(1100万円→1650万円、550万円増)、第2位が麻倉GC(550万円→1050万円、500万円増)、第3位は磯子CC(1600万円→2000万円)と厚木国際CC(600万円→1000万円、ともに400万円増)、第5位は大利根CC(420万円→800万円、380万円増)、第6位は相模原GC(500万円→850万円)と武蔵CC(400万円→750万円、ともに350万円増)、第8位が東京よみうりCC(900万円→1200万円、300万円増)、第9位、府中CC(400万円→655万円、255万円増)、第10位は横浜CC(60万円→300万円、240万円増)でした。
 上昇額を倍率でみると、第1位が横浜CC(60万円→300万円で5倍)、第2位は飯能GC(20万円→95万円で4・75倍)、第3位は狭山GC(75万円→300万円、で4倍)、第4位は河口湖CC(30万円→100万円で3・3倍)、第5位は本千葉CC(17万円→55万円で3・2倍)、第6位は長竹CC(40万円→120万円)とレインボーCC(50万円→150万円)、日光CC(50万円→150万円でともに3倍)、第9位は青梅GC(20万円→55万円で2・75倍)、第10位、熊谷GC(50万円→130万円で2・6倍)でした。

 会員権が上がる時は、「必ず近郊の名門コースから上がる」というジンクスが今回も実証されました。また、河口湖CCや日光CCなどリゾートコースの上昇も大きな特色です。コロナ禍でリモートワークが増え、リゾート地で仕事とゴルフを充実させる人が増えたからです。
 ちなみに、この中でマエシンがおやっと思うのが本千葉CC。これは八幡CCの解散で会員が近隣の本千葉CCに移ったことによるものです。

 21年の動きから22年も会員権価格の上昇はしばらく続くとみています。なぜなら、ゴルフの面白さを知るとなかなか止められず、楽しいと必ず会員権が欲しくなるからです。当然、会員権価格も上昇します。そこで購入の際に注意したいキーワードは「予約がしっかり取れる」こと。そこから分析すると相模原GC、武蔵CC、狭山GC、袖ケ浦CC、大利根CC、筑波CCが注目です。

前田信吾(まえだ・しんご) 加賀屋ゴルフ代表取締役。全国を飛び回り、年間180回以上のラウンドをするゴルフ好き。自らが感じたコースイメージを顧客に隠さず伝える会員権業者として高評価を得ている。また自身も中山CC、龍ヶ崎CC、総武CC、片山津GCなどのメンバーになっている。1961年生まれ。

......続きはZAITEN2022年03月号で。

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