2020年12月号

MUFG内では“独裁”を謳歌する

三菱UFJ平野会長「経団連会長獲り」の仰天

カテゴリ:TOP_sub

2012三菱UFJロゴサイト用_正方形.jpg三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の〝天皇〟として行内で〝恐怖支配〟を敷いてきた平野信行会長が、新たな権力の座を奪取しようと蠢き出した。そのポストとは経団連会長―。かつての威光は地に落ちたとはいえ、「財界総理」は曲がりなりにも経済界トップの地位ではある。

 中西宏明経団連会長(日立製作所会長)は昨年5月、リンパ腫が見つかったものの、治療に成功し9月に復帰。ところが、今年7月の検査で再発が発見され、そのまま入院が続く。事務方は表向き「病状は回復に向かっている」として健康不安説の火消しに躍起だが、10月5日の会見は入院先から初のオンライン中継。任期は22年までで、財界担当記者も「さすがにこのまま満了まで務め上げることは困難」と、途中交代を視野に取材に駆け出している。

 ところで、経団連会長職は副会長からの選抜というのが慣例。平野氏も18人の副会長の一人だが、周知の通り、銀行が財界総理に就くのは御法度だ。

......続きは「ZAITEN」2020年12月号で

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

ゆうちょ銀行「老害・池田退任」でも前途多難

LINEヤフー「総務省カンカン」で解体危機

三菱重工「MSJさえ造れない」「H3」成功もロケット市場で惨敗必至

エネオス「脱・日石支配」偽装の新経営体制

佐高信 vs. 森 達也「傍観を続けるメディアに存在価値なし」

【特集】JR東日本を蝕む「喜勢リスク」と〝2人の老害〟

【特集】JR東日本を蝕む「喜勢リスク」と〝2人の老害〟

【特集】大林組「大林剛郎会長」と〝2人の女性〟

丸ノ内ホテル「お釣り渡し忘れ事件」に学ぶ危機管理

ヒューリックが掴んだ「東郷神社土地ビル」の大惨事