2021年11月号

転勤の辞令は直前に通達 出世は派閥次第の「超・上意下達」企業

【職場ウォッチング】明治

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転勤の辞令は直前に通達
出世は派閥次第の「超・上意下達」企業

 株式会社明治は、明治ホールディングス(HD)完全子会社の食品事業会社。菓子、牛乳、乳製品や一般用医薬品の製造・販売を主軸に事業展開を行っている。  明治グループの事業再編に伴い、2011年に明治製菓・明治乳業から商号を「明治」に変更。薬品事業会社のMeiji Seika ファルマは11年に明治乳業より大蔵製薬を譲り受け別会社として発足した。  1940年から牛乳・乳製品の統制(戦時統制)が行われると、乳製品は乳児や病弱者に配給されるだけとなり、第2次世界大戦後もしばらく戦時統制が続いた。その後、49年に飲用牛乳、50年に乳製品の統制が解除され、乳業各社間の自由競争が再開された。

 乳製品業界では、雪印、森永乳業、明治の大手3社で過半のシェアを握る中、他社の不祥事(55年の森永ヒ素ミルク中毒事件、2000年の雪印集団食中毒事件)の都度、業界順位が上がり、02年からは日本最大手の乳業メーカーになった。  グループ連結売上高は1兆1917億円、連結従業員数1万7832人(いずれも21年3月期)。「明治チョコレート」「ブルガリアヨーグルト」「R‐1」「果汁グミ」など知名度の高いブランド商品を擁する。ヨーグルト(41・2%)を筆頭に、チョコレート(24・7%)、グミ(22・9%)、牛乳(19・4%)はいずれも国内シェア1位である。  しかし、12~18年まで社長を務めていた川村和夫氏(現・明治HD代表取締役社長)が進めていた「選択と集中」路線により、新商品発売は減少。株価はこの4年で40%も下落し、競合他社がコロナ禍の巣篭り需要で総じて好業績をあげる中、今期は減収減益を記録するなど「ひとり負け」に近い状態にあると本誌10月号で既報した。そんな明治の職場とはどのようなものか。

新田龍の働き方改革総合研究所
にった・りょう―ブラック企業問題の専門家。大学卒業後、複数の企業で事業企画、営業管理職、人事採用担当を歴任。仕事柄、数多くの企業と関わりを持つなかで事業運営手法にまつわる知見を深める。

......続きは「ZAITEN」2021年11月号で。

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