ZAITEN2022年05月号

【新クレーマーズレポート】第55回

高島屋 「ポイント使用は2000円から」のみみっちさ

カテゴリ:クレーム・広報

〈私は高島屋のクレジット機能付きのポイントカードを愛用しています。以前は2000ポイントたまると2000円分のクーポン券と交換できたので、友人や孫への贈り物として活用していました。ところが、昨年からポイントの使い方が変わってしまったのです。

 今はクーポン券の発券はなく、ポイントを利用したければ必ずまた買い物をしなければならなくて。しかも、高島屋のポイントカードは他店と違い、使用は2000円単位! クーポン券の時は2000円以下の買い物にも使えたのに、クーポン券がなくなったら2000円未満の会計では使うことすらできないのです。  高島屋のような一流の百貨店がこんなにケチ臭いことをしているなんて、心底失望しました〉(読者のメールより)

 高島屋には数種類のポイントカードが存在する。主なカードは、標準カードとゴールドとに分かれるクレジット機能付きの「タカシマヤカード」と、クレジット機能がない「タカシマヤポイントカード」である。クレジット機能付きの標準カードは、年会費2200円(税込、初年度無料)で、高島屋でクレジット会計をした場合に8%のポイントが付与される(食料品は1%など例外もある)。一見、還元率が高く優良カードのように見えるが、問題はその〝使い方〟にあるようだ。

 調べてみると、読者のメールにもある通り、「タカシマヤカード」のポイントは2000円単位でしか使えず、1商品につき2000円未満の買い物にはポイントが一切使用できない。これは不便だ。

「8%」を維持するため

 周知の通り、現在はサービス業と呼ばれる企業の大半がポイントカードを採用しており、次の会計から「1ポイント=1円」で利用できるのが普通だ。キャッシュレス化の流れの中で、ポイントを現金と同様に使用できることで利用者を増やし、売り上げにも直結するため、1ポイント=1円から使えることがポイントカードの〝基本のキ〟と言えるだろう。

 新型コロナ禍や需要低迷で業績悪化が目立つ百貨店業界だが、三越・伊勢丹や大丸・松坂屋などの百貨店でも「1ポイント=1円」でポイント利用ができるのに、なぜ高島屋はそうしないのか。

 本誌は読者からメールを受けた翌日に、日本橋高島屋(東京・中央)本館8階にあるカードカウンターを訪ね、担当者の女性に「タカシマヤカードでためたポイントはどうして2000円単位でしか使えないのか?」と聞いた。すると、担当者は〝待ってました〟というような表情で頷きながら「そうなんですよね~。お客様からも同様のご意見をいただいているのですが、窓口の私どもには分かりかねます」とのこと。どうやら窓口の人間も、ポイントの利用方法については、後ろめたさを感じているようだ。

......続きはZAITEN5月号で。

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