ZAITEN2022年012月号

巨人坂本、安倍国葬、メディア内輪話ほか…

特ダネ記者「放言座談会」

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読売巨人坂本騒動は...

 まずは読売巨人軍・坂本勇人選手のスキャンダルからいきましょう。女性が中絶を強要されて自殺未遂したという文春報道。少し前にはなりますが、ずいぶん話題になりました。

『文春オンライン』は坂本記事だけで5000万PV(ページビュー)を叩き出したらしい。仮に1pV単価の広告収入が0・1円だとしたら記事一本で500万円を稼いじゃったってこと。

 坂本の女癖の悪さは有名で、過去にも何度もすっぱ抜かれているが、今回はやはりLINEが衝撃的。知り合いが六本木のクラブで飲んでいて、女の子に「今日け●あな確定な?」って言ったら大ウケだったと。そのぐらい世間に響いたわけだ。

 それ、普通にセクハラですから気をつけないと香川照之になりますよ......。まあ言葉として汎用性が高いし、ネットでバズったのも分かります。テレビで言えば香川が生放送で謝罪した一方、坂本はやはり総スルーでしたね。

 文春も報じていたけど、読売側がミスターこと長嶋茂雄の容態情報を流さない、とか言って圧力をかけたらしいね。まあ、もともと巨人軍の体質が隠蔽と圧力でなりたっているからなぁ。原辰徳監督の1億円不倫事件を文春が報じたときも、あれは反社との繋がりもあって報道の意義があったはずだけど民放では完全にNG。

 古くは桑田真澄(現投手チーフコーチ)の借金問題とかもあったな。義理の兄が不動産投資で20億円近い借金をつくって読売が肩代わりした。監督もコーチもそんなのだから、まして現役スターである坂本は推して知るべし。

 坂本騒動で一番「被害」を被ったのは実は中畑清という説があります。文春オンラインが記事にしたすぐ後、文春が過去の読売女性記者との関係を書いていたが、あれは坂本騒動がなければ記事にしなかったはず。独身時代の話だし、お互い話がついている案件を掘り返したのは、巨人軍が坂本に対して処分を出さなかったから文春が躍起になった、ということじゃないですか?

 まあ、賭けてもいいけど坂本に処分はないヨ。それが読売の伝統だから。確定です。

......続きはZAITEN12月号で。

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