ZAITEN2023年01月号

【対談】佐高信の賛否両論

佐高信×ラサール石井「独裁は『お笑い』の圧殺から始まる」

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らさーる・いしい―タレント・男優・声優・演出家。1955年10月19日生まれ、大阪府出身。O型。芸名の由来は出身高校名。1980年にお笑いグループ「コント赤信号」のメンバーとしてデビュー。知性派タレントの代表として、バラエティ番組の司会、アニメ声優に加えて、舞台・演劇の脚本家、演出家としても活躍中。

佐高 ラサールさんとは今日が初対面ですね。『日刊ゲンダイ』の連載コラム、いつも拝見しています。

石井 ありがとうございます。さっきもインボイス制度に物申す原稿を書いてきたところです。領主様が豪商を優遇し、農民の年貢だけ厳しく取り立て、しかも米を量る升の大きさをどんどん大きくしていくような姑息な感じだよな、と。

佐高 ラサールさんは「コント赤信号」で台頭して以来、お笑いの第一線で活躍しながら、政治にも鋭く切り込んでいますね。私はちょうど、社会風刺コント集団の「ザ・ニュースペーパー」出身の松元ヒロと親しくしていて、勝手に応援団長みたいなことをやったりしているんだけども、ラサールさんもヒロさんと仲が良いとか。

石井 昔、赤信号の渡辺(正行)と小宮(孝泰)が「日本マイム研究所」という集団にいて、そこでヒロさんと一緒だったんです。なので、ずいぶん昔から知っています。この間、紀伊國屋ホールでヒロさんの公演を見に行きましたが、あれだけの数のお客さんをウケさせているのに驚きました。

佐高 彼は日本において「笑い」で権力を蹴っ飛ばす、数少ない芸人の1人ですよね。

......続きはZAITEN1月号で。


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