ZAITEN2023年07月号

再任賛成率「50・59%」の衝撃

【特集1】キヤノン御手洗「事実上の不信任」でも居座りの厚顔

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「あんな数字を突き付けられて、恥ずかしいと思わないのか。事実上の不信任。株主の声を尊重する気があるなら、潔く自ら辞任すべきでしょう」

 こう憤るのは、キヤノンの男性株主だ。
 今年3月30日に開かれた定時株主総会。取締役選任議案で御手洗冨士夫会長兼社長最高経営責任者(CEO)の再任に対し、株主投票の結果、賛成比率が50・59%だったことが明らかになった。御手洗は個人で14万8344株を保有しており、これがなければ実質的な不信任である。大きな不祥事もなく、業績も売上高が5年ぶりに4兆円を超えるなど好調のキヤノン。経営トップの薄氷の再任に、社員だけでなく市場関係者らの間でも驚きの声が広がった。

 キヤノンの取締役任期は1年。毎年の定時総会で議案が提出され、過半数の賛成で選任(再任)される。御手洗の得票は過半数にわずか0・58ポイント上回っただけ。「あと一歩」どころか「あと半歩」間違えば日本を代表する大企業の経営トップが株主によって〝解任〟される前代未聞の珍事が起きていたことになる。

......続きはZAITEN7月号で。

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