ZAITEN2024年07月号

【クレーマーズレポート】第79回 

ブリヂストン 消費者を〝ひっかける〟サブスク 「追加料金商法」の姑息

カテゴリ:クレーム・広報

〈ブリヂストンタイヤのサブスクリプションサービス「mobox」でスタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の契約をしました。ブリヂストンタイヤは以前から欲しかったのですが予算が合わず購入を躊躇していました。しかし、ネットで広告を見て、サブスクならブリヂストンのタイヤに手が届くと契約を決めました。  

 私が契約したプランは「mobox スタンダード3年プラン(冬タイヤ)」(月々1925円)です。このプランには、ブリヂストン製タイヤ4本に加え、「初回脱着・組替」「脱着・ローテーション(5回)」、「パンク保障(1回・取付翌日から2年間有効)」のほか、窒素ガス充填、安全点検(無制限)などの手厚い無料サービスがついているとのこと。初期コストや維持コストをかけたくない人にとって嬉しい内容で、さすがブランドタイヤのサービスレベルは高いと喜んでいました。  

 契約後、近所のブリヂストン系列店「タイヤ館」へタイヤの脱着作業をしてもらうために行きました。ところが、タイヤ館の店員は「ネットの説明だけではではわかりづらいので、改めて契約内容を説明させていただきます」と言い、前もって準備していた手書きのメモ紙を取り出して、説明を始めました。 「お客様が契約したプランは、タイヤの脱着・ローテーションが5回まで可能です。しかし、初回の取り付け以外で毎回同じホイールを使う場合、タイヤを交換する時に1万1000円の組替工賃がかかります。この点を勘違いする方が非常に多いです」と念を押すような言い方でした。  

 さらに最後に「それが嫌だったら、料金をプラスして『タイヤ・ホイールセット』に変更するか、追加料金を出して冬タイヤ用のアルミホイールを4本2万8600円で買ってほしい」と言い出したのです。  

 その時、「やられたな」と思いました。なぜならば、「スタンダードプラン」を契約するきっかけになったのはタイヤの「脱着・ローテーション5回無料」があったからです。でも、それだけでは無料タイヤの取り付け、取り外しはできなかったのです。  

 冬タイヤを付けて雪山へ行く予定が既に決まっていたのですが、仕方なくその日は帰りました。後日、コールセンターに問い合わせたところ、ホイールセットなしの契約では毎回組替工賃がかかることが判明しましたが、どこに明記してあるかについては曖昧な説明でした。  

 moboxの公式ホームページを見ると、安いこととサービスの充実ばかりを強調して、ホイールセットにしないと追加で組替工賃がかかるという説明は確認できませんでした。  ブリヂストンだから安心して契約したのに、そんな〝ひっかけ商売〟で追加料金を取っているとは驚きました。タイヤ・ホイールセットがスタンダードなら、なぜそれをホームページや広告で説明しないのでしょうか。どうしても納得がいきません〉(読者のメールより)

整備士レベルしか分からない

 moboxは2021年にブリヂストンが鳴り物入りで始めたタイヤのサブスクリプションサービスだ。公式ホームページによると、月々792円から定額でタイヤの脱着や各種メンテナンスが受けられるというのがウリで、お財布にも優しいとされている。

 しかし、読者の話によると、「タイヤ・ホイールセット」以外では、タイヤ脱着の無料サービスを受けることができず、脱着の無料サービスを受けるには、ホイールを購入する必要があるという。

続きはZAITEN7月号で...

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

明治薬品〝炎上案件〟の取材にも社員一同に危機感なし

イケア 家具のセルフ組み立て説明は 「イラストのみ」の不親切対応

JR東日本「車内広告を"ヤンキー漫画"で埋め尽くされる不快感」

明治薬品「苦情が殺到する下品広告」

マクドナルド「チーズバーガーセット」がないのはなぜ?

JR東海・東日本 〝現場大混乱〟の「スマートEX」

日本郵便 時代遅れの「配達証明」サービス

アマゾン&ヤマト運輸「利用者自身が申告しているのに 住所を訂正しない不条理対応」

「トライアルHD」担当部署への取り次ぎ拒否、取材依頼は完全無視

帝京大学「誰が回答したのかもわからない〝異常性〟に唖然」