ZAITEN2024年08月号

時価総額を2倍にした男

三菱商事「自意識過剰の中西社長」に社内外で失笑

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「あのドヤ顔は〝馬鹿丸出し〟だろ。こっちが恥ずかしくなるよ」  

 5月20日、経済情報サイト「ニューズピックス」が配信した三菱商事社長・中西勝也のインタビュー記事を見て、社員の間には怨嗟の声が巻き起こった。  

 記事は、1兆円規模の純利益を3期連続で計上した同社を「めちゃくちゃ稼ぐ会社」と紹介し、とりわけ一時、商社初の15兆円を突破した時価総額を盛んに称揚する内容。5回連載の特集は「記事広告か」と見紛う提灯記事であり、しかも、トップページには中西の魁偉な顔写真に重ねてこう大見出しが躍っていたのだ。

〈時価総額を2倍にした男〉

 社員が赤面したのも当然だろう。三菱商事の株価上昇は資源高、円安、〝バフェット効果〟のトリプルメリットによる僥倖であり、時価総額15兆円は一瞬の幻にすぎないことを、心ある社員は承知している。それどころか、社長在任3年目の中西にはこれといった実績がない。昨年度の純利益9640億円は高水準とはいえ、三井物産の1兆636億円に抜かれ、3期ぶりにトップ商社から転落しているのだ。  


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