ZAITEN2024年08月号

千代田化工に4度目の経営危機

千代田化工「スリーダイヤの問題児」に経営危機再来

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 三菱系プラント大手の千代田化工建設がまたもや経営危機に直面している。米国の大規模液化天然ガス(LNG)プラント工事を共同受注したパートナー企業が5月に破綻。千代化は2024年3月期決算発表を延期したが、6月に入っても事態が流動的で関連損失が取り沙汰され、株価は急落したまま。千代化の経営危機はこの四半世紀で4度目。株式市場では「これまで3度尻拭いをした筆頭株主の三菱商事も見放すのでは」といった観測が飛び交っている。

海外LNGプラントでの失敗

 問題のプロジェクトは、米エクソンモービルとカタール国営石油会社が発注者となり、テキサス州に建設中のLNG生産・輸出プラント「ゴールデンパス」。完成後のLNG生産能力は年1560万㌧と米国内最大規模になるとされ、19年に千代化と米エンジニアリング大手ザクリ・ホールディングス(テキサス州)、オランダに本社を置く同業のシカゴ・ブリッジ・アンド・アイアン(CB&I、デン・ハーグ)の3社JV(共同事業体)が工事を受注した。契約額は100億㌦(1兆5700億円)規模といわれる。  

 このJV3社のうち、主幹事会社であるザクリ社が5月21日に米連邦破産法11条(チャプターイレブン、日本の民事再生法に相当)を申請した。同社は今年創業100年を迎える米エンジニアリング業界有数の老舗企業である。

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