ZAITEN2026年3月号

「国際卓越研究大学」公募申請1年前に締結

東北大学とフューチャー金丸の「包括連携協定」に疑義

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国際卓越研究大学第1号に、東北大学を選定した有識者会議座長代理はフューチャー代表の金丸恭文。 ところが、応募1年前に東北大学とフューチャーが包括連携協定を締結していたことが判明した―。

「東北大学の役員会は、国際卓越研究大学の公募申請が締め切られる2023年3月の1年前、22年3月29日に『フューチャー株式会社との包括連携協定』を承認していました。フューチャー代表の金丸恭文氏は、国際卓越研究大学の認定等に関する有識者会議(アドバイザリーボード)の座長代理です。つまり、東北大は採否に関与しうる立場の人物が率いる企業と協定を結び、公募に申請して、23年9月に唯一の候補として採択されたことになります。この時系列を考慮すれば、審査過程の公平性や制度の中立性に重大な疑念を抱かざるを得ません」  

 こう疑義を唱えるのは東北大の関係者。東北大は世界最高水準の研究大学を目指す大学に対して、政府の10兆円大学ファンドの運用益が配分される国際卓越研究大学に第1号として選定された。23年9月に候補に選ばれ、24年12月に認可された。25年度には154億円が配分されている。  

 しかし、この制度には多くの問題点があることを本誌ではたびたび指摘してきた。大学ファンドも含めて制度創設を主導したのは、内閣府の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)。メンバーは議長が総理大臣で、14人の議員のうち6人が閣僚。日本学術会議会長のほかは、経済界や大学関係者で構成する政財界中心の組織だ。

......続きはZAITEN3月号で。

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