ZAITEN2026年3月号
ツアープロなのに出場できないハメに
「カシオ」男子ツアーに〝人寄せパンダ〟を推す 身勝手なスポンサー感覚
カテゴリ:スポーツ・ゴルフ
盛り上がればそれでいい? 賞金をかけた真剣勝負だからこそプロスポーツの醍醐味がある。そこへ人寄せパンダを出場させるべきではない。スポンサーの思い違いが男子ツアー低迷の遠因になっている。
「最初のティーオフは、平成の怪物として日本プロ野球界に鮮烈なデビューを飾り、メジャーリーグでも活躍、JGTOレギュラーツアー初挑戦です」 昨年11月末に行われた男子プロゴルフツアー「カシオワールドオープン」(主催・カシオ計算機他、Kochi黒潮CC=高知県)の2日目。松坂大輔(45歳)がこうアナウンスを受けて登場。その松坂がティーショットを放つと、ギャラリーからどよめきが起きた。
主催者推薦で出場した松坂は、初日4バーディ、6ボギーの「74」で回り〝大健闘〟と評された。終了後には、松坂のサインを求めるギャラリーが長蛇の列を作った。2日目も出足は調子よく、元プロ野球選手として初めて予選通過の声まで出たのだが......。
プロスポーツの舞台は選ばれた者だけが立てるが、ゴルフの特殊性は、「主催者推薦」の名で〝素人〟でも出場できることだ。男子ツアーでも、元Jリーガーなどプロアスリート出身者が出場してきた。中でも元プロ野球選手が圧倒的に多く、桑田真澄、立浪和義、眞弓明信などが出場してきた。デーブ大久保は、01年にQTの1次を突破し、主催者推薦で5年間に12試合に出場した。
しかし、改めて語るまでもなく〝戦績〟は悲惨。全員、予選通過の可能性どころか100位にも入れず、多くは最下位に沈んだ。
昨年9月には、元巨人軍監督の原辰徳がシニアメジャーの日本シニアオープンに出場し、2日間で27オーバー、最下位の126位に終わった。原は会場となった相模原GC(神奈川県)のクラブチャンピオンだが、「何だか違うコースみたいです」と間抜けなコメントを残した。
......続きはZAITEN3月号で。







