ZAITEN2024年10月号

図体ばかり大きい茹で蛙状態

【特集1】多摩信用金庫「黒字経営」の裏に潜む危険因子

カテゴリ:TOP_sub

 東京都立川市に本店を置く大手信用金庫・多摩信用金庫。1933年に立川信用組合として設立され、2006年に当時の多摩中央信用金庫、八王子信用金庫、大平信用金庫の3つの信用金庫が合併して発足、現在に至る。預金量3兆2723億円を誇り、信用金庫としては東京都内では城南信用金庫に次ぐ2位、全国でも4位に位置する規模の金融機関である。

 信用金庫としては巨体といえるその多摩信金だが、業績面において競合機関と比較すると実は危険信号が灯っているのだ。  

 まず単体の業績面を確認する。多摩信金の23年度預金量は、前年比527億円増で3兆2723億円。同年度貸出金は前期比100億円減の1兆1548億円である。一般企業において営業利益に相当する業務純益は18億円、経常利益は36億円、純利益は27億円と堂々の黒字経営である。

 だが、多摩地区で競合する他の信用金庫と比較すると、多摩信金の業容と収益力においてその脆弱性が垣間見えてくる。  

 比較する信用金庫について、西武信用金庫は23年度預金量が2兆2441億円、貸出金が1兆5146億円となり、預貸率は67・4%と7割近くに達している。

......続きはZAITEN10月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

【佐高信の賛否両論】「さらば「賛否両論」最終回

朝日新聞「角田社長」のもとで進む〝読売化〟

日英伊戦闘機計画「GCAP」でも三菱重工・三菱電機はやはり〝下請け扱い〟

【緊急取材】「ナフサ狂騒曲」カルビー、カゴメ、日清製粉、TOTO、LIXIL...

【特集】信越化学「青色吐息他社」とは裏腹に〝値上げ巧者ぶり〟

【特集】死屍累々のGX戦略「血税20兆円」は〝バブルの泡〟

【特集】サナエ独裁で「ナフサ供給不安」歯止め利かず

【特集】エネオス宮田「石油危機で権力掌握」の死角

佐高 信 vs 岩屋 毅「対話する姿勢を崩さず、〝分断の政治〟にさせない」

東電HD新会長に「ヨコオ Who?」の声