ZAITEN2026年8月号

クレーマーズ・レポート第104回

KDDI 代理店にも受け継がれる「謝ったら負け」の企業文化

カテゴリ:クレーム・広報

 本誌は2021年12月号で「KDDI『お客様相談部』の嘘と傲慢」という記事を掲載した。
 詳細は本誌サイトで現在も全文を無料公開中なので、ぜひそちらを参照されたいが、利用者が申し込んだわけでもないサービスの料金をKDDIが不当に5年間も徴収して利用者から訴えられ、最終的にKDDIの敗訴が確定した、という内容だ。

 この件が必要以上にこじれてしまったのは、KDDIの「お客様相談部」が自社の無謬をハナから信じ込み、一ユーザーの切実な問い合わせを「クレーマー」扱いしたことにあった。  そうしたKDDIの「謝ら(れ)ない」体質をあらためて印象付ける情報が、5年を経て再び本誌編集部にもたらされた。

 情報提供の主は、80代半ばになる両親が神奈川県東南部で暮らしているというA氏。A氏の父親は今年3月、日頃使用しているスマホがうまく作動しなくなり、1人で地元のauショップを相談のため訪れた。すると、対応した店員から「端末が壊れている」と言われ、新しい機種に買い替えることになった。

 高齢の父親が普段使うスマホの機能はLINEと電話のみ。そのため「(使い方が)簡単で安いもの」をと希望したが、これまで使用していた端末の後継機種であることを理由に、14万円もする「Google Pixel 10」を強く勧められ、購入してしまった。  またこの際、auの金融サービスと連携した「マネ活2」に加入するとポイントが貯まり、実質的に安くなる(端末が2万4000円程度割引になる)と説明され、こちらにも加入した。
〈当時対応した店員は私が抗議すると、父には契約した端末やサービスについて十分説明し、父本人も納得したと言い張りました。

......続きはZAITEN8月号で。


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