ZAITEN2026年11月号
「新・野球利権」に群がる奴ら
【特集1】王貞治が夢見る「プロ野球16球団制」の実現可能性
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「野球くじ」とともに議論が再燃
プロ野球をめぐっては、野球くじの検討が始まったことと並行して、一度は萎んだはずの構想が再び持ち上がっている。それは、現状は12球団で構成されているプロ野球の1軍の球団数を、16球団に拡大する構想だ。
今年6月17日、衆議院議員会館で超党派の「野球の未来を考える議員連盟」の臨時総会が開催された。この議員連盟は、近年野球をする子どもが激減しているとして、野球を通じた青少年の育成や、地域社会の活力向上などを目的として昨年12月に設立されたものだ。活動としては、公園などで野球ができる環境の整備や、野球の試合の始球式に国会議員を派遣するという。そんな議員連盟が必要なのかと首を傾げざるを得ない。
ただ、裏の目的も垣間見える。この日の臨時総会で特別講演をしたのは、議員連盟のスーパーバイザーに就任している福岡ソフトバンクホークス取締役会長の王貞治(86)。王は一般財団法人「球心会」代表の肩書きを持つ。また、北海道日本ハムファイターズのチーフ・ベースボール・オフィサーで、球心会副代表を務める栗山英樹(65)も講演した。
王は「それぞれの土地の人は自分たちのチームが欲しい」と述べ、「16とか20とか24とか。一気に難しいのはわかっているが、夢をみましょうよ。検討だけでもしたらどうか」と発言。球界OBの大御所が、プロ野球の球団数拡張の実現を議員に訴えた形だ。
プロ野球16球団構想は
アベノミクスの成長戦略だった
しかし、この動きには違和感がぬぐえない。もともと16球団構想は政治の側から持ちかけられ、いったんは頓挫した経緯があるからだ。
......続きはZAITEN11月号で。








