2021年1月号

やはり〝長男社長〟には諫められず…

スズキと地元静岡を翻弄する「鈴木修」の晩節

カテゴリ:TOP_sub

社長就任から40年余り。長男を社長に据えてもなお、〝退く〟ことのないスズキ会長の鈴木修。コロナ禍で主力のインド市場は惨憺たる状況の一方、地元静岡・浜松でも波乱を巻き起こしている。

 新型コロナウイルスの感染拡大で2020年9月中間決算が揃って減収減益となった自動車大手7社。メディアはパンデミック(世界的大流行)収束を織り込んだ下期以降の販売回復をしきりに報じるが、北半球が冬場を迎えコロナ感染の第3波が猛威を奮い始めた。先行き不透明感が増すのは米国に次ぐ世界2位の累計感染者数のインドへの売上高依存度が3割に達するスズキ。齢九十のワンマン会長、鈴木修の老害も加わり、経営は迷走状態に陥りつつある。

......続きは2021年1月号にてお読みください。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

ゆうちょ銀行「老害・池田退任」でも前途多難

LINEヤフー「総務省カンカン」で解体危機

三菱重工「MSJさえ造れない」「H3」成功もロケット市場で惨敗必至

エネオス「脱・日石支配」偽装の新経営体制

佐高信 vs. 森 達也「傍観を続けるメディアに存在価値なし」

【特集】JR東日本を蝕む「喜勢リスク」と〝2人の老害〟

【特集】JR東日本を蝕む「喜勢リスク」と〝2人の老害〟

【特集】大林組「大林剛郎会長」と〝2人の女性〟

丸ノ内ホテル「お釣り渡し忘れ事件」に学ぶ危機管理

ヒューリックが掴んだ「東郷神社土地ビル」の大惨事