ZAITEN2022年07月号

観光庁「エース同士の反目」で庁内大混乱

観光庁「エース同士の反目」で庁内分裂

カテゴリ:政治・国際

「2人とも広報課長経験者のエース同士がどうして、こんなことに......」と困惑気味なのは国土交通省関係者だ。「エース同士」とは観光庁審議官の池光崇(1992年旧運輸省)と観光庁総務課長の舟本浩(93年同)のこと。今では同じ政策が「別々に進行する感じ」(国交省関係者)というほど、反目が深まっているという。  

 池光は在インドネシア大使館への出向経験のほか、鉄道局幹線鉄道課長や総合政策局政策課長といった要職を歴任し、自らを「将軍様」と呼ばせるようなコワモテ実力者。一方の舟本も在伊大使館への出向経験に加えて、初代の観光庁観光戦略課長、そして5年も年次を若返らせて京都府副知事に就任した実務家で、「歯に衣着せぬタイプ」(国交省関係者)という。しかも2人は、現長官の和田浩一(87年同)と同様、その年次のエース級が就くという国交省大臣官房広報課長の経験者だ。

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