ZAITEN2022年07月号

〝違法接待〟の両者を切り結ぶ「サンダーバード」

東北新社と「総務省ポスター」癒着の怪

カテゴリ:政治・国際

〈救急車はいざというときの救世主 適時・適切なご利用に協力を!〉―。
総務省消防庁のロゴが入った広報ポスターが全国の消防本部などに一斉配布されたのは、昨年暮れのことだった。  そんなポスターの中央には、誰もが知る宇宙船のイラストが描かれている。同庁がタイアップしたのは、日本語劇場版「サンダーバード55/GOGO」。その片隅に小さく記載される〈配給:東北新社〉の文字を目に留めた総務省関係者は、呆気にとられたという。 「広報発表した資料には、今年1月7日より全国各地の映画館で上映開始であることが明記されており、丁寧に映画のストーリーまで宣伝する力の入れようでした。公開前の映画を国費を使ってポスターにするなど異例。しかも、〝あの問題〟が国会で取り沙汰されて半年余りのタイミングです。そのため、省内の一部からは『ほとぼりが冷めぬ間に、こんなに露骨な〝癒着〟とは......』という冷ややかな声が上がっていました」

 総務省接待問題が『週刊文春』の報道によって明るみに出たのは昨年2月上旬。当時首相だった菅義偉の長男、正剛が勤める放送事業会社、東北新社が放送事業の許認可権を有する総務省ナンバー2である総務審議官の任にあった谷脇康彦など複数の総務官僚を〝違法接待〟していたと報じたのだ。 「東北新社は現在7チャンネルの衛星放送を運営していますが、接待が繰り返された最中の2018年5月にはCS放送『囲碁・将棋チャンネル』の新規参入が認可、20年12月にはBS放送『スター・チャンネル』の事業認定が更新されたのです」(東北新社関係者)

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