ZAITEN2022年012月号

趣味のアートとお気に入り女性に没頭

【特集】大林剛郎会長「あまりに不適切」な公私混同

カテゴリ:TOP_sub

「ゼネコン大手大林組の会長が、10年以上にわたってある女性にゾッコンなのはアート業界では公然の秘密になっています。『愛人ではないか』という人もいるくらいです。最近は堂々と2人で表だって出てくる機会も多くなり、ますます節操がなくなってきました。会長はアート関係では、公人とも言える役職にも就いている人物なのに、こんな状態が野放しにされていいのでしょうか」

 こう話すのは、アート業界に詳しい関係者。大林組の会長とは、大林剛郎(68)のことだ。創業家出身で、1954年生まれ。慶応義塾高校、慶応義塾大学を卒業後、1977年に大林組に入社した。大林夫人は三井財閥のルーツとなる三井家の出身。慶応幼稚舎や学習院初等科を目指す親にとっては有名な、お受験の名門「若葉会幼稚園」の園長を務めている。

 大林は副社長、副会長を経て2003年に会長、05年にCEOに就任した。しかし、大阪府枚方市の官製談合・汚職事件や、名古屋市営地下鉄工事の談合事件など、相次いで不祥事が起きたことで、07年には一旦取締役に降格。それでも、わずか2年後の09年に代表取締役会長に返り咲く。18年に豪腕経営者として知られた社長の白石達が、リニア中央新幹線の建設工事をめぐる談合事件を受けて辞任して以降、社内では大林の影響力が再び強まっているという。

......続きはZAITEN12月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

オープンハウス「社員が詐欺事件逮捕」にも沈黙

佐高 信 vs. 吉永みち子「SNS政治家を蔓延らせる『金融資本主義』はもう限界」

【特集】山口放送「違法総会運営」を最高裁が断罪

【特集】製薬業界〝火花散る〟波乱の総会展望

【特集】天下りのために「親子上場」粗製乱造の愚

【特集】地銀「モノ言う株主・金融庁連合」で強まる再編圧力

【特集】東京電力「資金繰り破綻危機」で問われる経営責任

【特集】SBI北尾吉孝「フジテレビ支配」の野望

ふるさと納税「1兆円市場」に沸く〝バカとワル〟

ニデック「牧野TOB」の裏で副社長解任