ZAITEN2024年09月号

「荒廃」のメディア

【特集】読売新聞・山口社長「〝社員失踪〟本誌記事」で激怒

カテゴリ:事件・社会

「荒廃」のメディア
老害取締役で腐敗するテレビ局、ガバナンス崩壊の新聞、出版社...

「社長の耳にはまったく入っておらず、記事で第一報を知った山口(寿一)社長は周囲に激怒していたそうです」(販売関係者)

 読売新聞販売関係者がそう語るのは、本誌8月号で「読売新聞販売局『若手職員〝失踪〟事件』の怪」と題し既報したある若手販売局員の退職のこと。この件について社内では〝緘口令〟が敷かれた模様で、その詳細について外部に漏れ出てくる情報はほとんどない。山口社長にはこの〝失踪騒動〟が根耳に水だったようで、怒り心頭だった模様だ。

 その本誌8月号の発売から約10日後の7月12日、新高輪プリンスホテルを会場に、東京本社の販売店の総会「読売東京七日会の総会」が開催された。

 この総会で周囲の耳目を集めたのは、読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄の登場だった。御年98歳の渡辺の登場は当初予定になかったとのこと。時折、痰を詰まらせながら挨拶をする痛々しい姿に、「あの姿をお見せしてはいけない」との関係者の声は少なくなかったようだ。  

 その一方で、挨拶を行った山口社長は、新聞事業よりも築地ドーム、よみうりランド等の不動産開発、エンタメ事業について熱心に語った模様だ。  

......続きはZAITEN9月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

東証インサイダー取引疑惑「職業倫理大崩壊」

【特集】ニコン「労基署勧告」に関係者死亡の闇

【特集】企業イメージに大打撃「労基署案件」

【あきれた経営陣! 】吉本興業HD「岡本昭彦社長」

NHK「Nスぺ」ジャニーズ検証番組〝ヤラセ疑惑〟

【特集】労基署の本当の実力

井川意高の時事コラム『どの口が言う‼』13 「立憲より左寄りリベラルの石破茂」

【特集】東京科学大「提灯記事執筆記者」が理事に栄達

【特集】東京福祉大で消えぬ「いわくつき前理事長」の影

【特集】長野大・下関市立大「役所と〝お友達〟」の大学支配