ZAITEN2025年06月号
「本誌提訴」の訴状に反論・第2弾
オープンハウス「社員逮捕」隠蔽の異様
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オープンハウスが本誌を提訴した。ZAITEN5月号では当該記事の協力者である、ジャーナリストの三宅勝久氏が訴状で覚えた「違和感」を紹介した。今号では前号に続き、三宅氏が過去にオープンハウスを取材した際に覚えた「違和感」を詳報する。
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オープンハウス上大岡営業センター(横浜市港南区)の営業社員Kが特殊詐欺(詐欺・窃盗)容疑で警視庁に逮捕されたのは2020年6月17日のことだ。その事実を私が知ったのは、読者からの情報提供がきっかけだった。
当時、公式ホームページに掲載されたままになっていたKの写真や名前、経歴によって事実を確認した私は、同年7月9日にオープンハウスの見解を質すべく本社に電話をかけた。
以下は、広報を担当する経営企画部の男性T氏との、その際のやりとりである。
頑として社員逮捕を認めない
―新聞報道があった件で事実を確認したい。ホームページで紹介されているKさんという方、そちらの社員が逮捕されたのか?
「いえ、まず新聞報道の事案ですけど、これ当社の業務と関係がありませんので、お答えしません。あと、『個人情報』ですので、在籍等についてはいっさいお答えいたしておりません」
―Kさんという方が御社のホームページに紹介されている。この方が逮捕されたのではないのか?
「在籍しているかどうかとかですね、個人情報なので......」
......続きはZAITEN6月号で。
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