ZAITEN2025年12月号
あきれた広報実話 不定期連載 第82回
名古屋鉄道 取材にも批判にも不慣れな〝殿様体質〟を露呈
カテゴリ:クレーム・広報
地域独占企業の座に胡座をかいた「どケチ」ぶりで、地元住民から顰蹙を買う名古屋鉄道。同社への取材からは、地域独占の〝殿様〟企業ゆえに批判慣れしていない体質も透けて見えた。
本誌今月号では、名古屋財界の重鎮たる名古屋鉄道(名鉄)のドケチぶりと、行政に対する驚くべき「タカリ」体質をレポートした(詳細は36頁〜を参照)。
取材で掴んだ内容について、名鉄側に確認するため本社代表電話にかけると、総務部に繋がったので、「質問文書を送りたいので広報部門の連絡先を教えてほしい」と要望。だがここで返ってきた答えが、まさかの「ホームページに住所が書いてあるのでそちらまで送ってほしい」というものだった。」「郵送では時間がかかりすぎるのでメールアドレスを教えてほしい」と求めると、「メールアドレスもホームページに書かれている」と言うのだが、同社のホームページにあるのは一般利用者向けの「問い合わせフォーム」のみで、しかも「600字まで」の字数制限付き。こんなモノで質問文書など送れるはずがないので、「やはりメールアドレスか、それがダメならFAX番号を」と告げると、FAX番号を教えられた。どうやら、何が何でもメールでは質問状を受け取りたくないらしく、実に数年ぶりに、質問状をFAXで送ることになった。
すると間もなく、名鉄広報部所属を名乗る、先ほどとは別の社員から編集部に電話があり、今度はこちらが質問攻めに遭う羽目に。
......続きはZAITEN12月号で。
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