ZAITEN2025年12月号

クレーマーズ・レポート第96回

SBI証券「利用者が激怒するC後の不誠実対応」

カテゴリ:クレーム・広報

「いったい、この半年間は何だったのかと、家族の怒りは収まりません」と、本誌に悔しさをぶつけるのは読者のA氏である。

 発端は、SBI証券にNISA口座を開いたことだった。同社は「NISAならSBI証券が正解!?」をキャッチコピーに、「2024年1〜12月 NISA口座  新規口座開設者数No.1」を掲げている。

「同業他社と比べると、口座開設までの手続きがとてもスムーズだったので、実績が嘘ではないんだなと、最初は信じていました」(A氏)  

 異変が生じたのは口座開設の直後だった。

 ネット上からログインしようとしても、パスワードが一致しないとのエラーが出たという。A氏によれば、登録時のパスワードは変えておらず、何より初回のログインだから、パスワードを間違えようがない。そこで、同社の問い合わせ窓口にメールをしたのだが、驚くべき対応だったという。

「メールの返信がまったくないのです。ひょっとして送信できていないのかと何度か送ってみると、ようやく1カ月後に返信がありました。ところが、その内容は、『詳細を確認しています』というもので、すぐに対応してくれるものでも、パスワードを再設定するのでもなく、ただ時間だけが過ぎていきました」(A氏)

 A氏としては、一刻も早く口座を使って取引をしたかった。周知の通り、東京株式市場は連日のように史上最高値を更新するなど、この半年間は空前の株高に沸いていたからである。

「もちろんNISA口座ですから、短期の売買で目先の利益だけが欲しかったわけではありません。それでも、対応は早くして欲しかったので、メールだけではなく同社のコールセンターにも問い合わせたのですが、電話がつながる気配がありませんでした。同社からの返事は一向になく、いったい何がログインできない原因だったかもわからないまま、イライラを通り越して、不思議というか不気味ですらありました」(A氏)

  その後も、同社にはメールを送り続けるも、無視しているわけではないようで、1カ月ほどするとメールが返信されてきたという。

......続きはZAITEN12月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

ダイソー 〝模倣商品〟常習犯企業の言い分

エリオット 明暗が分かれたアクティビストの広報対応

回転寿司 魚べい 利用者が激怒した〝欠陥レーン〟

味の素 人気商品の「咀嚼音CM」に嫌悪感

焼肉ライク 騒がしい「ライバー」の〝実況配信〟を放置する無責任

東進ハイスクール 2つの東大合格者数が混在する広告の真相

ヤクルト「〝社内事情〟を漏らす広報担当」

ヤクルト「爆発的大ヒット商品」の〝不快CM〟

LIXIL 極小ねじの「リモコン・キー」に不満

HENNGE「警察白書」を騙る広告を本誌取材後に削除