ZAITEN2026年9月号

【企業倫理】

東武百貨店「衣類売り場」の隣で煙充満イベント開催の異常

カテゴリ:クレーム・広報

 斜陽産業と呼ばれて久しい百貨店だが、主要ターミナルの駅前一等地に立地する百貨店での催事となると少々事情は変わってくる。顧客の情報感度の高さと立地の利便性から、イベント内容によっては、会場は時にすし詰め状態になるほど人気を博す。

 6月17日~22日にかけて東武百貨店池袋店の8階催事場で開催された「粉博」は、まさにそんな人気イベントだった。実際に「粉博」に出向いた本誌読者M氏は次のように語った。

「お好み焼き、たこ焼き、中華まん、麺類、パンなどの〝粉もの〟の名店が出展していて、とても満足しました」

 だが、日頃から百貨店をよく利用するというM氏が、このイベントに違和感を覚えたとも漏らす。 「粉博では、出展した一部の店舗がお好み焼きやたこ焼きを会場で調理する〝実演販売〟をしていました。そのため、ソースやマヨネーズが油で焦げるにおいと煙が充満し、天井付近は白く煙って視界が濁るほどでした。

 私が気になったのは、催事場に隣接している衣料品売り場です。一応、催事に出展している店舗との間に透明なビニールの衝立を設置しているのですが、ほとんど意味がないように感じました。一般的に百貨店の衣料品売り場では高級品を扱っていますが、それにしてはあまりに配慮が欠けているように思えました」

 M氏によれば、催事場の真上の9階、10階でも、エスカレーター付近はソースの焼けるにおいが立ち込めていたと言う。ちなみに9階・10階にはテナントとしてユニクロが入っている。においと煙が充満する催事場と同じフロアにある衣料品売り場はその比ではなく、M氏の懸念はもっともだ。

......続きはZAITEN9月号で。

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