ZAITEN2026年11月号

ジャパネットHDとの交渉決裂でマネーゲーム化待ったなし

ツインバード「買収提案反対」後に〝曲者株主〟登場

カテゴリ:企業・経済

 国内通販最大手のジャパネットたかたを中核企業に据えるジャパネットホールディングス(HD)が、完全子会社を目的にTOB(株式公開買付け)を、中堅家電メーカーのツインバードに提案していたが、9月2日にこの提案を取り下げたことを発表した。

 ジャパネットHDは、10月末を期限とし、ツインバード側の同意が得られない場合、TOBは行わない旨を公表していたが、ツインバード側は期限を待たずに、8月31日にTOB反対の意見表明を行い、ジャパネットHDによる買収は白紙となった。

 ある市場関係者は、ジャパネットHDによるTOB提案がなされた6月時点で、成功の可能性が高いと予測していたと振り返る。 「苦しい業績のツインバードとしては、渡りに船だったはず。しかもこのディールは単なる子会社化の提案以上に、2つの点でツインバード側に〝魅力的〟だった」

 1つは、子会社化を前提条件にジャパネットHD側がツインバードに白物家電などを30億円分発注するという提案だ。いわば、ツインバードの年間売り上げの3分の1に相当する取引のおまけ付きという大盤振る舞いである。

......続きはZAITEN11月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

ベクトル「新規上場企業」粗製濫造に疑問

ツインバード「買収提案反対」後に〝曲者株主〟登場

JR東海「終わりなきリニア建設」

常陸大宮市〝核ごみ処分場〟は日本原電救済の「隠し球」

ニコン「名門凋落」で忍び寄る〝下請け化〟の現実

【特集2】「郵政公社化」への〝先祖返り〟の秒読み開始

【特集1】王貞治が夢見る「プロ野球16球団制」の実現可能性

【特集1】読売新聞・DeNA「野球くじ導入」で問われる倫理観

ユニバーサルエンタ〝岡田家騒動〟で迷走加速

JR東日本「品川再開発」は〝絵に描いた餅〟