ZAITEN2026年11月号
PR最大手創業者が陥った投資育成事業の〝急所〟
ベクトル「新規上場企業」粗製濫造に疑問
カテゴリ:企業・経済
日本の新興株式市場では、上場時に成長期待を演出して資金調達した直後、業績計画の下方修正や収益基盤の脆弱性を露呈して株価が急落する「上場ゴール」に対する批判が絶えない。この問題を検証する上で看過できないのが、国内最大手の総合PRグループであるベクトルの存在だ。
同社は純粋持株会社として年商約600億円規模を誇り、傘下にPR中核子会社や、プレスリリースリリースの配信代行を行う上場企業「PR TIMES」などを抱える。
だがベクトルグループは、得意のPR手法を用いたメディア露出支援と、資本参加を組み合わせた独自の「投資育成事業」も行っている。
2018年4月にはベンチャー支援を目的とした専門子会社「100キャピタル」を設立。
同社はグループのベンチャーキャピタル(VC)機能も担い、19年5月以降は「100キャピタル1号投資事業有限責任組合」をはじめとするファンドを組成・運用してきた。これらを通じて、IT分野を中心にレイターステージ企業、つまり事業が軌道に乗って収益が安定し、新規上場(IPO)やM&Aなどのイグジット(出口戦略)を、現実的に見据える段階にあるスタートアップ企業などへの出資を進めてきた。公式発表によれば、累計投資先は250社超、IPO30社以上を誇る。
......続きはZAITEN11月号で。
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