ZAITEN2021年09月号
【特集】「マダム社外取締役」の優雅な日常
「女性登用後進国」の日本にあって、俄かに需要が高まっている女性経営人材。とりわけ「女性社外取締役・監査役」は引く手あまたの状況で、いまやバブルの様相すら呈している。確かに「企業経営の多様性」という題目の前には、ともすれば性差別すら連想させかねない批判はご法度。しかし、人材難を背景にした「複数社兼任」「アリバイ選任」の問題が頭をもたげる。数社の社外取を兼務してお気楽に年間数千万円の報酬……。男女の別なく、求められるのは優雅な日常を送るエグゼクティブではなく、結果責任を果たす経営人材なのである。「マダム社外取」の実像を追った――。
ZAITEN2021年09月
【特集】緊急調査「女性社外取締役・監査役」224人リスト
しかし、女性経営人材の希少性も相俟って兼務社数が増える傾向が強い。本誌集計の女性社外取リストを一挙公開する――。
ZAITEN2021年09月号安田加奈小林いずみ岩田喜美枝村木厚子江川雅子監査役社外取.岡島悦子社外取締役菊間千乃
三菱電機「人命よりカネ」の強欲役員たち
検査不正で馬脚を露した創業100年企業、三菱電機。多くの役員が業績連動で1億円超の報酬を受け取る中、役員の強欲で一般社員は過大ノルマとパワハラに晒される社内風土が蔓延。それでも、反省はないようだ――。
ZAITEN2021年09月号三菱電機杉山武史柵山正樹
ZAITEN2021年9月号
大分銀行「浮貸し幹部」出世に行員怒り
地方銀行を取り巻く経営状況は苛烈という他ない。そんな中で行われた大分銀行の6月の人事を巡り、行内からは疑問の声が上がっている。コンプライアンスを喪失した金融機関に未来はない――。
ZAITEN2021年09月号大分銀行
オープンハウス「行こうぜ1兆円!」と社長朝礼の"体育会系"職場
オープンハウスの荒井正昭社長は、昨年の「配当含む『年収1億円超』経営者ランキング500」(東洋経済)で、配当収入や役員報酬合わせた額が30億2400万円であったという。これはソフトバンクグループの孫正義会長、ファーストリテイリングの柳井正会長に次ぐ第3位であるというのだが――。
ZAITEN2021年09月号オープンハウス荒井正昭
中外製薬・永山治「東芝をクビ」で汚した晩節
火中の栗を拾ったのは蛮勇だったのか、あるいは驕りだったのか――。経営混乱の〝火消し役〟で東芝に乗り込んだ中外製薬名誉会長、永山治。前社長の車谷暢昭を追い出したは良かったが、株主の刃は自らに……。
ZAITEN2021年09月号エフィッシモ・キャピタル・マネジメント中外製薬東芝永山治
【女性社外取特集】大田弘子「大臣経験」が金看板の"旧・社外取の女王"
大臣経験を引っ提げて今も複数の社外取締役を務める大田弘子。しかし昨年、取締役会議長を退任したみずほFGはあの惨状――。
ZAITEN2021年09月号パナソニック大田弘子
〝不祥事常習企業〟中国電力が「原発再稼働」の恐怖
島根原発2号機の再稼働に「合格判定」が出たとはいえ、肝心の「地元同意」が波乱含み。 その背景には、機密文書誤廃棄、転落事故、ボヤ騒ぎ……を引き起こす同社への根強い不信がある。
2021年08月号
三菱UFJ「最凶人事部」の陰惨支配
三毛兼承が“棚ボタ”で頭取になり果せて以降、異形の経営状態が続く三菱UFJ銀行。その原動力は三毛隷下の慶応大出身の“人事部軍団”だ。行員たちを震え上がらせる一方、その絶対支配を侵食する勢力も現れて……。
MUFGZAITEN2021年08月号三毛兼承三菱UFJフィナンシャル・グループ三菱UFJ銀行亀田浩樹半沢淳一南里彩子平野信行林尚見谷口宗哉関浩之
みずほ坂井"焼け太り"に「金融庁激怒」
みずほ銀行の3度目のシステム障害について、いまだ処分を出さず“生殺し”にする金融当局。片やFG社長の坂井辰史は、会長の佐藤康博が残した副頭取の石井哲を更迭。内紛が激化している。
みずほフィナンシャルグループ佐藤康博坂井辰史石井哲藤原弘治
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ZAITEN2025年4月号 2025年3月1日発売 ¥1,100(税込)
武田薬品「ポスト・ウェバー」移行期間1年半の〝謎〟
日本製鉄に突き付けられた「最悪のシナリオ」
JAL「立ち直り遅れ」で長距離路線も廃止の惨状
三菱商事「張りぼて会見」の裏で布かれる〝箝口令〟
【特集】日本郵便・千田の「値上げ」で笑う〝悪い奴ら〟