ZAITEN2022年05月号

東京新聞が「P担記者廃止」の淋しいリストラ策

カテゴリ:事件・社会

 東京新聞が4月1日から東京地検特捜部の担当記者(P担)を外した。今後、同紙の司法クラブは裁判と法務行政が取材の中心になるという。P担は政治家の疑獄事件などでスクープを追う社会部の花形。ただ、これで事件の本筋を追う原稿は通信社頼みとなるため、OBからは「東京新聞の社会部は終わった」との声も上がる。  

 同紙のP担経験者と言えば、日本アカデミー賞受賞「新聞記者」原作の望月衣塑子記者がそう。担当中には、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑をスクープして面目を施した。古くは『検察秘録』の筆者で名代として知られた故村串栄一氏も在席。歴代社会部長の多くもP担経験者で、同紙の名門とされる。
 
......続きはZAITEN5月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

産経新聞「販売局コンプラ崩壊」も知らんぷり

日本冶金「特定外来生物『キョン』被害」の大罪

読売新聞「ナベツネ不在新年会」の〝しらけムード〟

沢井製薬「新たに発覚した」不正処理疑惑

【特集】吉本興業 岡本社長「松本排斥」で独裁政権樹立

【特集】吉本興業 岡本社長「松本排斥」で独裁政権樹立

【全文公開】井川意高の時事コラム『どの口が言う‼』4 宝くじ

日大理事長・林真理子へ「断筆」のススメ

産経新聞「販売局」を蝕む〝裏金〟疑惑

「談合疑惑」まで飛び出した大手旅行会社の地に墜ちた「モラル」