ZAITEN2022年07月号

総括審議官が電車内暴力で「財務省」次官シナリオに風雲

カテゴリ:事件・社会

「大ショック」。財務省幹部が口を揃えるのは、総括審議官の小野平八郎(1989年旧大蔵省、現在は官房付)が電車内で乗客を殴ったとして警視庁に逮捕された件だ。「平成入省組初の次官」が有力視されたが、その目がほぼ潰えてしまった。  事務次官人事は、現職の矢野康治(85年同)が今夏に勇退し、主計局長の茶谷栄治(86年同)が昇格。次を現官房長の新川浩嗣(87年同)が襲うのが既定路線だ。問題はその後。かつては岸田文雄首相秘書官を務める主計畑のエース、宇波弘貴(89年同)が最有力候補だった。  

 だが、前職の主計局次長時代に元次官の太田充(83年同)と組んで安倍晋三政権(当時)の官邸官僚に阿り、財政の大盤振る舞いを許したことで、歴代次官や部下から総スカンを食らった〝黒歴史〟を持つ。

......続きはZAITEN7月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

オープンハウス元社員が裁判で「不可解な動機」を証言

朝日新聞「選挙公報」折込で〝水増し発覚〟

ネオ・コーポレーションで蔓延る「壮絶パワハラ地獄」

グロース上場ACSL元代表「博打とオンナ」への放蕩ぶり

米ダルトン「フジに大敗」後の標的は〝因縁の相手〟

【特集】読売が「個人情報保護法」賛成に舵を切った〝Xデー〟

【特集】読売新聞「石破首相退陣へ」〝大誤報〟の傲慢

【特集】読売新聞&LINEヤフー「新メディア帝国」の奸計

マッチングアプリ最大手「ペアーズ」で蔓延る〝独身偽装〟

読売新聞法務部長に「前歴者」抜擢の仰天人事