ZAITEN2023年01月号

企業倫理

テレビ朝日「米PGAツアー」放送事故レベルのお粗末放送

カテゴリ:クレーム・広報

 何とも間の抜けた映像シーンが映し出された。2022年10月、千葉県の「アコーディア・ゴルフ 習志野CC」で行われた、米PGAツアーが日本で唯一開催するトーナメント「ZOZO選手権」のテレビ中継でのことだった。

 同大会は19年からスタートし、第1回大会は奇跡の回復を遂げ優勝したタイガー・ウッズと日本の松山英樹が最後までデッドヒートを展開、翌20年はコロナ禍により米国で開催され、21年、再び習志野CCで松山が見事なリベンジ優勝を果たした。日本のツアーとはケタ違いの迫力にファンは酔い痴れたに違いない。そんな期待の中で開催された22年大会。全国のゴルフファンがテレビの前に釘付けになったのは当然である。

 今大会はコロナ禍の影響もあり、これまでのような米ツアーのビッグネームの出場は少なかったものの、それでも松山を加えたPGAツアープロ64名に、日本のトッププロ14名の計78名が参戦し、日本のツアーの約10倍というビッグマネーを競い合った。  

 そして優勝は、全米プロ選手権王者にも輝いたことがあるキーガン・ブラッドリーがみごと優勝を遂げた。ブラッドリーは日本企業数社と契約する大の親日家でも知られている。

 その試合の国内中継を担っていたのがテレビ朝日。主催はあくまで米PGAツアーであり、米国のテレビ局も同時中継をしていた。  

 多くの日本人が見ていたのはもちろんテレ朝の中継で、アナウンサーと解説を務める丸山茂樹が試合終了後に感想を述べているその時だった。2人が言葉を噤んだ。

......続きはZAITEN1月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

明治「脂肪0」で〝誤認〟を誘うパッケージ

科学技術振興機構(JST) 文科省に〝完全まる投げ〟広報

スーパー「バロー」〝お題目〟だけは立派な旧態依然のリサイクル意識

THE TOBACCO「実在しない商品」の広告で〝利用者困惑〟

東京メトロ 迷惑行為の焦点ぼかす「注意喚起ポスター」

西武鉄道 便利そうで不便な「チケットレスサービス」

ニフコ・シモンズ 親会社社長への質問状送付で傲岸不遜な対応が一変

JCOM・KDDI 〝子が子〟なら〝親も親〟の広報体制

JCOM「情報漏洩対応」にアクセス集中で利用者激怒

キリン 大谷翔平を〝いじわる〟演出するCМ