ZAITEN2024年06月号

業界での悪評が止まらない

オープンハウス「子会社建築事業」の〝悪辣スキーム〟

カテゴリ:TOP_sub

 1997年創業と後発ながら、有名俳優に自社の社名を「オペンホウセ」と誤読させる制作意図が若干汲み取りづらいCMと、その広告の大量投入で短期間に急成長を遂げた戸建て住宅大手のオープンハウスグループ。2023年9月期の決算では前年比20・6%増となる1兆1484億円の売り上げを計上し、初めて1兆円を突破した。同社を率いる代表取締役社長・荒井正昭の快進撃はまだまだ止まらないようだ。  

 オープンハウスグループは、低価格での建設工事請負と設計・施工を主力事業とする〝ローコストビルダー〟アサカワホームを15年1月に買収し、「オープンハウス・アーキテクト(OA)」という連結子会社にしており、同社単体で年間1018億円(23年9月期)を売り上げている。  

 だが、このOAが取引先との間で契約の履行をめぐり、深刻なトラブルを抱えていることが明らかになった。  


......続きはZAITEN6月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

帝京大学「冲永理事長夫妻」の〝公私混同〟疑惑

佐高 信 vs. 関口 宏「テレビ屋が語るテレビ業界の本質と未来」

いわき信組の「乱脈経営」は金融庁の怠慢

JERA〝流出人材の梁山泊〟と〝魔性の女〟

西武HD「資産売却」の仰天〝タコ足〟商法

【特集】「香害」を垂れ流す消費財メーカーの大罪

【特集】国民を欺く「小泉コメ劇場」の〝猿芝居〟

【特集】「令和のコメ騒動」で焼け太る農林族

オープンハウス「社員が詐欺事件逮捕」にも沈黙

佐高 信 vs. 吉永みち子「SNS政治家を蔓延らせる『金融資本主義』はもう限界」