ZAITEN2024年08月号

ZAITEN SIGHT

詐欺税理士逮捕で「宝飾大手ナガホリ」株主に動揺

カテゴリ:事件・社会

『週刊文春』(6月20日号)にて《超一流弁護士34人を騙した税理士は有名作家の息子だった》と題する記事で詐欺容疑での逮捕が報じられた税理士の笹沢和夫。この笹沢をめぐっては様々な情報が飛び交っている。

「笹沢とXが代表社員となっているA社がどうやら無担保で数億円をリ・ジェネレーションに貸し付けて、それが株式取得の原資になったとみられている。笹沢はお金に困っていたはずなのに」(市場関係者)  

 関係者が指摘する株式取得とは、本誌7月号で既報した宝飾大手「ナガホリ」の大株主による経営支配をめぐる騒動だ。 「Xの父が代表取締役に就く内装会社が、アパレル会社C社の第三者割当増資を引き受けているが、同じく第三者割当増資を引き受けたのがB社であり、C社株を60%以上保有しているのが、B社と共に共同保有者となっているYという人物。このYもナガホリの株式取得に絡んでいる」(前出関係者)  

 Yが株式を大量保有しているC社と同様に、Xを介して笹沢もリ・ジェネレーションへの貸付を通じてナガホリ案件に1枚噛んでいたというわけだ。

......続きはZAITEN8月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

みずほ銀行「自宅待機5年裁判」判決が最高裁で確定

オープンハウス「特殊詐欺事件」元社員の無自覚

駿台予備校「外道講師」を〝事件後3年放置〟

消費者庁&厚生労働省「香害放置」の怠慢

読売新聞「大誤報連発」の〝噴飯釈明〟

IT上場「SHIFT」関連会社の文化財所有に懸念

【特集2】ビジョンなき「タワマン乱造」の成れの果て

【特集2】大東建託の火災保険「押し売り商法」

オープンハウス元社員が裁判で「不可解な動機」を証言

朝日新聞「選挙公報」折込で〝水増し発覚〟