ZAITEN2025年06月号
【企業倫理を問う!】
UCCジャパン「〝時代錯誤〟なカップコーヒー」
カテゴリ:クレーム・広報
世界保健機関(WHO)は、砂糖など糖類の適切な摂取量の指針を1日あたりの総摂取カロリーの5%未満(成人では砂糖ティースプーン6杯以下)としている。
飲料メーカー各社は、飲料製品の「低糖・無糖への取り組み」や「砂糖使用料を削減した商品の拡充」などを進め、健康志向の高まりとともに、低糖・無糖飲料の市場は拡大。さらに、SDGsの取り組みによりフードロス、廃棄物削減への関心も高まっている。こうした世相を反映するかのように、ある商品について読者からメールが届いた。
〈UCCのカップコーヒーを愛飲しています。ブラックコーヒー派なので、付属の砂糖とミルクは使うことなく、オフィスの引き出しに溜まっていく一方です。もったいないとは思いますが、使うあてもないので、結局捨ててしまいます〉(読者からのメール)
読者が指摘する商品は「UCCカップコーヒー5杯」。1978年発売のロングセラー商品で、スティク状のインスタントコーヒーと砂糖、クリーミングパウダーが各5個ずつ入っている。
そこで、広報担当であるUCCコーポレートコミュニケーション課に次の5点を質した。
......続きはZAITEN6月号で。
関連記事