武田薬品「そして、誰もいなくなる」
昨年1月、アイルランド製薬大手シャイアーを6兆円超で買収、悲願の「メガファーマ」入りを果たした武田薬品工業。ところが、現下の有利子負債は5兆円を超え、次々に資産を手放し、果ては「アリナミン」ブランドを抱える大衆薬部門まで売却することに……。それでもなお、社長のクリストフ・ウェバーがトップに居座っていられるのは、資産売却で得たカネでステークホルダー(利害関係者)たちを黙らせてきたからに他ならない。しかし、売り払うものがなくなった今、ウェバー武田は高額退職金をエサに社員たちの大規模リストラに着手した――。青目経営陣に、その走狗となる日本人役員たちに徹底的に破壊された、かつての無借金企業、武田の惨状をレポートする。
LIXILZAITEN2020年10月号アリナミンアンドリュー・プランプクリストフ・ウェバーコスタ・サルウコスシャイアーゼネラル・エレクトリックナイコメッドノバルティスブラックストーンポール・チャップマンミレニアムリュープリン丸山哲行和光純薬工業坂根正弘富士フイルム岩崎真人志賀俊之日産武田薬品藤森義明長谷川閑史関篤史