企業・経済

2021年05月号

【特集】みずほ「泥船沈没」の壮絶現場

かつて、みずほ銀行広報は本誌に「旧行内紛などでっち上げだ!」と豪語した――。それから10年弱。確かに、旧行内紛は次の次元「旧日本興業銀行主流派vs.非主流派」という旧興銀勢同士が相食む構図になったようだ。しかし変わらないのは、ほぼ10年周期に「システム障害」を引き起こす預金者・取引先不在の経営である。そして、今、その病身を新たな病理が蝕んでいる。「行員を人と思わない」粛清の経営だ。自然減、働き方改革などと甘言を弄して首脳部が「1万9000人リストラ」をテーゼに掲げる真意は、“不要な者”たちは船を降りて海に飛び込め、ということに他ならない。結果、みずほの現場は各行員が自らの生存に汲々とする「万人の万人に対する闘争」といった様相を呈しているようだ。だが、そのみずほそのものが〝泥船〟であることはもはや明白――。泥船沈没の壮絶現場を報告する。

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ZAITEN2021年05月号

みずほ行員「自宅待機5年」退職強要の戦慄【全文無料公開、5/19改定】

直前までは佐藤康博以下、経営陣から顕彰されていた中途入行の行員は“1通のメール”で働き盛りの40代を棒に振った。さらに、悲痛な「内部通報」は捻じ曲げられた―。行員を人とも思わないみずほ人事部の恐るべき実態とは――。

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2021年05月号

ブリヂストン「大リストラ」と「製造不正」疑惑

実に69年ぶりの最終赤字を計上したタイヤ世界首位級のブリヂストン。会長の津谷正明らを追放し、名実ともにトップに君臨する石橋秀一は、今や「リストラの鬼」と化す。その一方、製造現場では……。

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2021年05月号

カシオ「パワハラ和宏社長」で潰える同族支配

写真週刊誌『フライデー』で、社長の樫尾和宏のパワハラを報じられたカシオ。トップを巡る驚愕の醜聞だが、告発を無視した上、社長自ら釈明にもならない反論を打つなど、事程左様に同社の経営は迷走している。

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2021年05月号

みずほ「佐藤会長vs.坂井社長」で沈没の必然

「魚は頭から腐る」。このメガバンクに幾度となく冠してきた慣用句だが、もはやみずほに“頭”はないのかもしれない。3度目のシステム障害を引き起こす一方、経営は新旧トップの内紛に明け暮れている。度し難きその内実とは――。

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2021年05月号

関電工「部下の在宅勤務を禁止するパワハラ役員」内部告発

本誌「ZAITEN」2021年4月号で掲載した「関電工のパワハラ役員」についての情報募集――。豈図らんや、途端に複数の情報が寄せられた。特別顧問として、菅義偉首相の“お友だち”山口学氏がいまだ君臨する東京電力協力会社の度し難いパワハラ放置の実態とは……。

ZAITEN2021年05月号パワハラ仲摩俊男山口学東京電力関電工飯田暢浩

2021年04月号

パレスホテル「4代目若社長」を襲うコロナ禍

東京・大手町の旗艦ホテルのリニューアルから9年。高級路線に切り替え、ラグジュアリーホテルに変貌したパレスホテル東京だが、当然ながらコロナ禍が直撃。無為の同族支配の記憶が蘇る――。

ZAITEN2021年04月号コロナパレスホテル

2021年04月号

【特集】「経団連」はもういらない!

就任当初は、久方ぶりの「大物財界総理」と持て囃された経団連会長の中西宏明。しかし、リンパ腫を発症してからは精力的な財界活動はままならず、リモート会見で〝怪気炎〟を上げるのが精一杯の状況だ。そんな中西を見かねて、経団連内部では「ポスト中西」を見据えた蠢動も起きているという。しかし、待て。不運とはいえ、会長が〝病欠〟を続けていられるのは、経団連の存在がいかに軽いかという証左でもある。叙勲をはじめ、「一流財界人の仲間入り」の虚飾しか〝効用〟のない経団連など、もう時代の使命を終えている――。

ZAITEN2021年04月号中西宏明日立経団連

2021年04月号

菅政権に睨まれた「KDDI」に再編の波

菅政権が掲げる携帯電話料金の値下げ圧力にNTTドコモ、ソフトバンクが恭順の意を示す中、社長の高橋誠が噛みついたKDDI。しかし、時の政権に抗し切れるはずもなく、すぐさま白旗を上げたが……。

auKDDINTTZAITEN2021年04月号ソフトバンク武田良太田中孝司菅政権菅義偉高橋誠

2021年04月号

コロナ禍企業を弄ぶ「メガバンク」の強欲

晴れの日に傘を貸し、雨になったら取り上げる――というのは、銀行の“性”だが、コロナ禍がこれほどの状況に至ってもその姿勢は変わらないどころか、生かさず殺さずの“ハイエナビジネス”の様相も―。

ZAITEN2021年04月号コロナメガバンクリンガーハット三菱UFJ日本政策投資銀行

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