2021年06月号

みずほ銀行よん4連チャン

みずほシステム障害で坂井が「日立」に猫パンチ

カテゴリ:企業・経済

「少なくとも(復旧に)7時間もかけることは想定されていない」

 みずほフィナンシャルグループ(FG)は4月5日、みずほ銀行で相次いだシステム障害について、金融庁に提出した報告書を説明する記者会見を開いた。その席上、社長の坂井辰史は、4件目のトラブルを引き起こした日立製作所に苛立ちを隠さなかった。

 分からなくもない。約8割のATMが動かなくなり、利用者のカードや通帳が吸い込まれるトラブルが多発した2月末以降、みずほは事後対応に追われていた。そこに3月12日、今度は日立のディスク装置が一部で壊れ、企業の外貨建て送金処理が遅れたのだ。ドル決済に穴を開けたため、泣く子も黙る米金融当局に睨まれることは確実な情勢となっている。

......続きは「ZAITEN」2021年6月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

ワークマン「酷暑対策法規制」で株価上昇の皮算用

「時価総額100億円以上」に厳格化 上場基準見直しのグロース市場改革

沢井製薬「特許侵害裁判敗訴」に業界激震

UBE「お笑い芸人のパパが社長」1兆円企業への夢物語

JERA〝流出人材の梁山泊〟と〝魔性の女〟

西武HD「資産売却」の仰天〝タコ足〟商法

【特集】KADOKAWA「コンプラ崩壊」の現在地

「脱創業家社長」を2年でクビにしたカシオで続く〝果てしなき漂流〟

【特集】製薬業界〝火花散る〟波乱の総会展望

【特集】「株主優待」に依存する企業のあさましさ