ZAITEN2026年4月号

「アヅミ」の米国展開が難航

新日本科学〝いわく付き役人天下り企業〟の家督相続に暗雲

カテゴリ:企業・経済

 鹿児島県を代表する東証プライム上場企業の1つ、新日本科学。2026年3月期の売上高は306億9000万円、営業利益は26億円を見込み、規模こそはそう大きくないものの、医薬品開発受託では国内で高いシェアを持ち、製薬業界にとってなくてはならない存在だ。近年では欧米からの受注も増加傾向にあるという。

 いわゆる「森友学園問題」で〝陰の立て役者〟となった国税庁元長官の佐川宣寿が顧問に天下ったことが過去に報じられており、むしろ一般的な知名度では、そちらの方が高いかも知れない。

 この新日本科学が新たな収益源にしようとしている「アヅミ」の米国展開が難航している。

 アヅミとは、同社の子会社が米国で承認を得ている新たな偏頭痛治療薬だ。薬をパウダー状にすることで鼻から投与できるようにした特徴を持つ。「鼻粘膜での薬物滞留が向上でき、薬物吸収を高めたことで注射剤並みに早く効果が出て、しかも副作用が減っています」と同社広報。粉体のため、特別な温度管理の必要もなく、「ポケットサイズで携帯性に優れ、使用する際に容器の先端部分をもぎるだけ、かつ鼻の片方の穴にプッシュするだけで投与終了ですので使い勝手が良いのです」と利点を強調する。

......続きはZAITEN4月号で。

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