ZAITEN2026年4月号

取締役会長・赤坂祐二は「居座り」

【特集3】JAL「赤坂・鳥取体制」の限界

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取締役会長・赤坂祐二は「居座り」
「事故・不祥事多発」の根本的欠陥

羽田空港で2024年1月にJALの旅客機と海上保安庁の航空機が衝突する事故から2年あまり。 しかし、その後もJALでは航空事故や飲酒問題が相次ぐ。JALが抱える根本的欠陥とは―。

 日本航空(JAL)の業績が好調だ。今年2月3日に発表した2025年4月~12月期の連結決算(国際会計基準)では、売上高にあたる売上収益が前年同期比9・2%増の1兆5137億円。純利益は24・9%増の1137億円だった。大きな要因はインバウンド需要が好調を維持していること。中国線が日中関係悪化の影響を受けたものの、他の路線がカバーした形だ。

 その一方で、航空会社の根幹となる「安全」の取り組みについては、依然としてあるまじき状況が続いている。  近年で最大の事故は、24年1月2日に羽田空港の滑走路で発生した、JALの旅客機と海上

 保安庁航空機の衝突事故。海保機に乗っていた6人のうち5人が死亡し、JAL機は炎上。JAL機の乗員乗客は14人が負傷したものの脱出し、命に別状はなかった。JALはこの事故直後の1月17日に、客室乗務員(CA)出身で、初の女性社長となる鳥取三津子を社長に起用する人事を発表。社長だった赤坂祐二は代表権のある会長に就いた。

 その後もJAL機による航空事故や重大インシデントは相次ぐ。24年2月には米サンディエゴ国際空港で、JAL機が異なる誘導路に誤進入。同年5月10日には福岡空港で滑走路手前の停止線を大幅に越えたほか、5月23日には羽田空港の駐機場で移動中のJAL機同士が接触する事故を起こした。国土交通省はこれらを含む5件の安全上のトラブルを問題視し、5月27日に厳重注意。JALは同年6月に再発防止策を提出した。

 それでも事故は止まらない。25年2月には米シアトル・タコマ国際空港で、成田発のJAL機が着陸後に地上を走行中、右主翼が駐機していたデルタ航空機の垂直尾翼に接触した。  さらに、パイロットによる飲酒問題も相次いでいる。24年12月に豪州メルボルン発成田行きの機長2人が乗務の前日に内規に違反した過剰飲酒をし、しかも隠して運行したことが判明。

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